情熱だけで良いか?

今日も市議会では本会議3日目で一般質問が続きました。門司区での孤独死問題、北九州空港の深夜便に間に合う乗り合いタクシー問題などが論議されました。
気になったのは、ある議員が末吉市長に対して「80歳を超えている東京・品川区長の例を見ても、市長は年齢が問題なのではない。市政への情熱なのではないか。」と問いかけたものです。
通告にもなかった項目なので、市長は当たり障りなく「激励と受け止めさせていただきます。任務は全うしてまいります。」とだけ答えられましたが、質問者は何がおっしゃりたかったんでしょうね、私にはちょっと良く分かりませんでした。

首長の資格は果たして情熱だけか? 問題はやはり政策の中身ですね。どんなに優秀で情熱を持っておられても、施策の方向が市民の利益とズレてきたとしたら、結局はそっぽを向かれることになるでしょう。

末吉市政にしても例外ではありません。20年担当してこられた市政を、曇りのない視点で見つめ直し振り返る作業が求められています。
市長選挙が近づくにつれて、いろいろな声が上がりはじめることでしょうが、我々はその点を忘れずじっくりと議論して方向を見いだしていきたいものだと思っています。

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