予断を排して議論をしたい中学校給食

今日から市議会では一般質問が始まりました。わが会派からは森浩明議員が質問にたち、北橋市長が選挙中に発表した政策集「政策大綱」といり具体的な「マニフェスト」との関係、また基本構想への反映の仕方などを質しました。
政策大綱について北橋市長は「来年度中に策定する基本構想の原案の一部をなすもので、幅広い市民の声をいただきながら基本構想とそれにともなう実施計画に反映していきたい。」と答えたほか、マニフェストについては「期限と財源を示し、直ちに事業として着手すると市民にお約束したものであり、極力予算案に反映した」と述べました。基本構想と「政策大綱」、マニフェストの関係が市議会で議論されたのは初めてのことであり、整理する良い機会になったと思います。
その他の質問では、中学校給食のあり方や中卒ニート対策、周産期医療の充実などが取り上げられましたが、中学校給食について、これを論議している委員会で中学校校長会の代表が「全員が中学校での完全給食化に反対だ」との意見表明を行っていたことが教育長の答弁で明らかにされました。
中学校給食の充実は、北橋市長が公約した課題ではありますが、自民党などが推薦した相手候補など、市長選の候補全員が取り上げ実現を公約していたもの。つまり市民の総意を受けて市長が検討を指示しているものです。現在の弁当だけでなく給食という選択肢と手法を検討して、何よりも中学生の食生活と学校活動を充実しようと言うとき、検討委員会が始まったばかりで実質審議もしていない段階から「校長や教員の負担が増えるから反対だ」と結論ありき態度表明を行う校長会の感覚は理解できませんね。
われわれも給食実施による先生方の負担増を放置して良いと思っているわけではありません。でも、他の政令市でも、県内の自治体でも中学校の完全給食を実施している学校が数多くある中で、本市の中学校の現場だけが「出来ない」というのでは実施を望む市民からは理解されないでしょう。
中学校給食のあり方、手法、コストそして何よりも中学生の食生活や健康について、予断を排した素直な議論が必要なのではないでしょうか

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