インバウンド戦略で観光立国を

訪日外国人観光客を呼び込む戦略で業績を挙げ続けているドンキホーテグループのインバウンドソリューションズ社長の中村好明さんの講演会にお誘いをいただきましたので出かけました。

「ドンキホーテ流インバウンド戦略の秘密~人口急減には観光立国で立ち向かえ!」という演題。インバウンドとは外国人旅行者などを自分の国に呼び込むこと。

激安で知られるドンキホーテでは外国人観光客による年間売上高が、この6年間で10億円から300億円へと30倍に増加したとのこと。

ドンキホーテで訪日旅行客誘致戦略を担当してきた中村社長は「日本の人口が急減する時代にあって、東南アジアを中心に訪日外国人観光客はこれからも増え続ける。交流人口を増やして外貨を稼ぎ、その間に少子化対策を進めることができる」と強調されました。

また「この間の訪日ビザ緩和や、昨年10月から対象を拡大した外国人旅行者向け消費税免税制度などが威力を発揮し、東京オリンピック・パラリンピックが訪日動機を高めるだろう。東南アジアからの旅行者に最も人気があるのは新宿だ。どの地方にも小さな新宿はできるはずだ。地域やブロックで連携してインバウンド戦略を練り上げて、それぞれの地域で実行していってほしい」と北九州市のような地方都市でも十分に可能性があることを、指宿市の「春節フェスティバル」の例なども挙げながら熱く語られました。

確かに訪日外国人観光客を呼び込む事業の将来性は大きく、北九州市でも、スタジアムの開場などを視野に入れながら、地域経済界などと連携を図り、北九州版インバウンド戦略を練り上げる必要性を改めて感じました。

勉強を続けていきたいと思います。

写真は講演中の中村社長。


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