今日は、米町校区の敬老会が行われお招きをいただきましたので伺いました。
同校区では「式典の部が終わると潮が引くようにお客さんも帰るので」と今年はいくつかの出し物を先に行うことにしたとのことでした。
最初は「津軽三味線」その後は、会場となった小倉中央小学校の特設合唱部による合唱でした。
同合唱部は、創部わずかに3年目。2年目で県内のコンクール銀賞、今年からはもっと上を狙うという新進気鋭の部。その意気込みに違わぬすばらしい演奏でした。音の作りが良いんですね。合唱にありがちなわざとらしい嫌みがない。子どもたちを指導なさっている先生は、きっとセンスのある指導者だとお見受けしました。子どもたちも本当に楽しそうに歌っているのが、大変すばらしいと思いました。
「旅愁」など懐かしい曲の演奏をお聞きになっているお年寄りの中には、涙をふく方も見られました。
最近の敬老行事では、子どもたちが活躍する場も増えているようです。先日の三郎丸校区の敬老会でも、足立中学校のブラスバンドがお年寄りを大いに楽しませていました。良いことですね。
もっともっと地域の世代間交流が進んで、地域ぐるみの子育て、地域ぐるみの安心づくりが進んで欲しいものです。
教育の危機が叫ばれている中、諸外国に比べても問題行動が比較的少ないという実態は、地域のコミュニティがまだまだ機能しているからだと考えられています。
子どもたちのためにも、世代間の交流を通じて地域のコミュニティ機能が大いに高まって欲しいものですね。
ところで、ご挨拶されたある議員さんは子どもたちの合唱を称える時「子どもたちがきちっと制服を身につけて、整然と演奏していることがすばらしい」とおっしゃっていました。「ほうそんなところに感心されていたのか」と、ちょっと驚きました。
私は、演奏に集中しながら、楽しそうに歌っている子どもたちを見ていて「この子たちは本当に歌が好きになったんだろうなあ。かけがえのない経験だろうねえ。良いねえ。」と考えていました。
(写真は、お年寄りを前に楽しく演奏する子どもたち)