世良俊明市議等が中心となって制定を働きかけ、平成27年6月の市議会で議員条例として全会一致で議決された「北九州市子ども読書活動推進条例」に基づいて設置
された「北九州市立子ども図書館」が12月22日に開館しました。
学校や地域で子ども読書活動を幅広く行う中心拠点として整備されたもので、小倉北区の中央図書館の一部約二千㎡を改修。児童書蔵書能力10万冊、閲覧席数百席を確保し、子どもたちがゆったりくつろぐことができ
る明るい閲覧室を備えています。
また子どもたちの読書意欲を高める工夫の一つとして、市内の図書館では初めて「読書通帳」の記帳設備を設置しました。
日本トップクラス!世界の絵本を収集
一階の世界の絵本と地図のコーナーには、金沢市の玉川こども図書館に次ぐ、全国でもトップクラス
の世界の絵本約四千五百冊を収集したほか、世界の地図や大きな地球儀もおかれています。
地元ゆかりの児童文学者のコーナーも
「私たちのまちの児童文学コーナー」では、北九州市ゆかりの14人の児童文学者とその作品を紹介。
そこでは「みずかみかずよ」さんをはじめ、地元・北九州市の児童文学同人誌「小さな旗」の中心作家の一人であった「世良絹子」さん(世良市議の実母)も紹介されています。
寄贈された虹のモニュメントも除幕
開館記念式典につづいて、市内の篤志家から寄贈された虹のモニュメントの除幕が行われ、海外の絵本と地図のコーナーと併せて寄贈の依頼を受けた加藤千佳さんが「(寄贈者の)思いを受け継ぎ、たくさんの子どもたちが夢を世界に宇宙に広げてほしい」と挨拶されました。
式典に参加した世良市議は「子ども図書館は、条例化を進めた市議会の仲間たちの努力が結実したものです。多くの子どもたちに親しまれながらその役割を果たしてほしいと期待しています」と述べました。