故人をしのんで盆踊り

今日は町内の盆踊りでした。
わが町内の盆踊りはシンプルなものですが、昔からちゃんと初盆を迎える方の祭壇を設けて、その前で皆が故人をしのびつつ踊りを踊るという盆踊りの原型を保って行われているのです。
また踊りの最後には、ここ企救郡一帯に伝えられている「能行口説」を踊って伝統を伝えていこうという努力も続けられています。
今年は、アンプやスピーカーのセットを一新。「どんな歌手が来たって大丈夫だねえ」というすばらしい機器が整えられました。
連日の猛暑のせいか、参加者は昨年よりも少なめの気がしましたが、例年おいでいただける町内の皆さんはほぼ元気な姿をお見せになりました。
汗をかきつつ楽しく踊ってお盆の一夜がすぎました。運動会と並ぶ町内の2大イベントの一つが終了しました。(写真は盆踊りの様子。)

 テロを呼び込む「扇動政治」

ところで、今日危惧されていた小泉首相の「靖国神社参拝」が強行されました。「何時行ったって批判される。それなら」と終戦記念日の強行となったのだとか。「戦犯をお参りに行ったんではない」とも。
全くこの人は最後までパフォーマンスを優先させる真に希有な首相でしたね。結局のところ彼は政治家ではない、扇動家だといって良いでしょう。
パフォーマンス(その最も華々しい舞台は選挙でした)で世間にさざ波は起こすけれども、それがどのように「国益」や「日本の未来」とつながっているかの説明はしない。いや考えていないのでしょう。そんなことはどうでも良いのだ。
解決の方向を示さないまま、ことさら対立をあおっていくことは、国民の冷静さを失わせる結果につながります。極端に現れれば、左右のテロを呼び込む可能性があると心配していました。 
そんな中で首相の靖国参拝を批判していた加藤紘一議員の自宅が全焼しました。どうやら右翼的言動をしていた人物によりる放火テロ事件のようです。先行きが懸念されます。
それにしても小泉さんは「人の己を知らざるを患えず」などとよく論語を引き合いに出すようですが、同じ論語ならば聖徳太子が引用した「和をもって貴しとなす」を学んでほしいものですね。

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