久女・多佳子の会総会ひらく

今日は、私も会員である「久女・多佳子の会」(柿本和夫会長)の総会が開かれ参加しました。いよいよ北九州市立文学館で始まる「杉田久女展」への協力や、久女忌など年間の活動計画などを決めました。また、(仮称)久女を語るホームページの作成も進めることとなりましたので、私もできる限りのご協力をしたいと考えています。ご協力いただける方は、ぜひお力添えをお願いいたします。

実は、総会に先立って、小倉北区にある小倉東篠崎教会で福島牧師先生から久女の足跡についてのお話しをうかがいました。

この教会はかつて小倉鍛治町にあった「鍛治町教会」で、洗礼を受けた久女さん(夫の宇内さんも)が通っていたのでした。新しい会堂を建設しようとしていた時期で、久女さんも婦人会員として建設資金をつくるためのバザーに出す「フランス刺繍」を夜中まで縫うなど一所懸命だったようです。

福島牧師によれば「教会100年史」を編纂中に、久女の娘さんである故・石昌子さんから電話があり「教会時代が、久女さんも自分も一番幸せな時だった」と懐かしそうにお話しになったそうです。教会は後に現在地に移転されて、会堂もなくなるのですが、経緯を綴った「100年史」には、会堂のステンドグラスは杉田宇内さんが作成されたものだったことなども記録されています。

また面白いのは、そのころ教会では幼児から高校生までを対象にした「第一回臨海夏期学校」を橋本家別荘・櫓山荘で開催していることです。これも久女さんなどが取り持って開催されたのではないでしょうか。

福島牧師先生には、突然おたずねしてさぞ驚かれたことだろうと思いますが、久女多佳子の会の皆さんに良い話題提供となりました。

同教会と久女の絆には文学館も興味を示しており、担当者さんが伺って改めてお話しをおききすることになるようです。福島先生どうぞよろしくお願いいたします。

 

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