もちつきの風景

地元地域の町内会恒例の餅つきが行われましたので出かけました。地域の男たちがマキを割り、湯を沸かして餅米を蒸籠で蒸し上げ、いざ餅つき。お母さん方は並んで、丸餅を作ったり、ぜんざいを作ってお年寄りに振る舞ったり。子どもたちは周りを駆け回って…そこには日本の年末の伝統的風景が残っていました。

今ではどれほどの餅つきをされるご家庭があるでしょう。試しに、参加されている人々に「この後、ご自分のお家の餅つきをされますか?」とお聞きすると、数件の方々が「親戚や近所で集まって30日につくよ」とお答えになりました。「つくのは良いけど、餅をとる人がおらんようになっとるけんねえ。いつまで続くわからんけどねえ。」
核家族化が進み、地域コミュニティが崩壊しつつあるなかで、この餅つきの風景も次第に貴重なものになりはじめているようです。

それにしても、つきたてのお餅はやはりおいしいですね。「す餅」(からみ餅)なども大変おいしくいただきました。ごちそうさまでした。

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