民主議員ネット福岡が総会-被災者再建支援の研修も開催

福岡県内の民主党を支持する地方議員でつくる「民主議員ネット福岡」の第5回総会が筑紫野市で開かれました。不肖私は、同ネットの事務局長でございまして、主催者の一人として総会の構成員となりました。
実は、前回総会を開催して以来、自治体選挙や参議院・衆議院選挙なども続き、2年越しの開催となりました。ひとえに不良事務局長たる私の不徳のいたすところでしたが、会員の皆様の同志的ご協力で無事終了することができました。

これまでの活動を反省し、来年度は統一自治体選挙の準備の年として位置づけ、これまでの研修活動を充実して継続開催するのは当然として「会員拡大」や「ニュースの発行」にも取り組むほか「地方議員共済年金制度の改革問題」についても議論を進めることとしました。

役員については、これまで代表としてがんばってこられた冨田徳二県議会議員が退任され、江藤博美福岡市議と交代。副代表に家原松夫県議、事務局長を引き続き私がお引き受けすることとなりました。
これまで前進と拡大でやってきた民主党が9月の総選挙で手痛い敗北を喫し、その再建が問われている中、地方議員の拡大と連携した活動の強化は、今後の政治動向に影響する大変大事な課題です。民主議員ネット福岡も大変重要な役割を担うわけで、私も改めて責任を痛感しているところです。会員の皆さんのご協力をいただいて、取り組みを進めていきたいと思っています。

なお総会には、地元筑紫野市の平原四郎市長が来賓としてご挨拶にみえました。平原市長は私も旧知の間柄。1期目ながら、誠実な人柄と着実な公約実現で高い評価をうけながらまちづくりを進められています。今回は残念ながらほとんどお話が出来ませんでしたが「中年地方政治家同士がんばろうぜ!」という意味をこめて握手を交わしあいました。(挨拶する平原筑紫野市長、写真左)

 「絵に描いた餅」の被災者生活再建支援法

さて、総会と併せて議員ネット福岡では毎回研修会を実施しています。今回は、震災や風水害で被災した住民をどのように支援できるのか、被災者生活再建のあり方をテーマに研修しました。
当初、予定していた党国会議員の講師が急遽参加できず残念でしたが、党県連政調会長の城井崇前衆議院議員から民主党の被災者生活支援法の改正の取り組みについて報告を受けた後、「自然災害への福岡県の取り組みについて」家原松夫県議の報告、「福岡県西方沖地震で見えてきた課題」として栃木義博福岡市議の報告を受けながら学習しました。

とくに議論なったのは何と言っても「被災者生活再建支援法」について。西方沖地震でもマンション住人など被災者の約95%は、所得制限など高いハードルと住宅本体に適用しないという現行法の欠陥で何ら支援が受けられないことが報告されました。
福岡県でも福岡市でも、被災者全体をカバーする鳥取県のような独自の支援策を実施しておらず、現行「支援法」は被災者にとってまさに「絵に描いた餅」にすぎないことが明らかになりました。

今後、これら研修をふまえて、公費・基金積立てなど公助による支援のあり方を研究するとともに、現行法の改正にむけて働きかけが必要だとの共通認識も得ることが出来ました。

同支援法の改正を求める地方自治体からの意見書については、すでに北九州市議会でも可決していますが、安心安全の地域社会作りの大事な課題として今後も取り組みを進めたいと思っています。

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