勝山公園が改良。原爆慰霊碑もバリアフリー化

北九州市の都心のシンボル公園として整備されている勝山公園で、17年度に完成した市役所本庁前の芝生広場につづいて中央図書館エリアの整備が完成、記念式典が行われました。
式典では北橋健治市長が「イチョウ並木の周辺に足に優しいゴムチップ園路をつくり健康器具も配置している。健康づくりや読書など市民の皆様に大いに利用し活用してほしい」と挨拶した後テープカット。ふれあい保育所の園児たちを先頭に歩き初めを行いました。起伏があって死角も多かった以前に比べて格段に使いやすくなりました。
また、長崎原爆慰霊碑と鐘を移設、遺族の高齢化に配慮してバリアフリー化をはかりました。これは北橋市長のマニフェストにも掲げられており、まずここで公約が一つ実現したことになりました。ただ、移設したばかりの慰霊碑からは図書館のコンクリートや車両が丸見えで、慰霊の祈りを捧げるにはちょっと殺風景で興ざめの感があります。植樹などの改良が必要ではないかと当局には提案しました。8月の慰霊祭までに整備できたら良いですね。

ところで式典では、勝山公園の説明と一緒に記念品代わりの周辺施設入場券をいただきました。そこで文学館で開催中の特別企画展「作家の自筆原稿でたどる<文学・青春>展」を覗いてきました。
堀辰雄や立原道造、田宮虎彦、堀田善衛、武田泰淳、三好達治、中原中也など懐かしい作家たち、丸谷才一や俵万智、高樹のぶ子さんら現役の方々の自筆原稿を興味深く眺めてきました。時間が限られていたのでゆっくりも出来ませんでしたが、終了までにもう一度見てみたいと思いました。
勝山公園をご利用の皆さん、お散歩のついでに文学館に立ち寄られて是非ご覧になってはいかがでしょうか。「え、文学館ってどこにあるの?」そういえば今日のパンフにも案内はありませんし、公園内にもわかりやすい表示が見あたりません。これも今後の改良を要する課題のようですね。
写真はテープカットと歩き初め。それにバリアフリー化された「原爆被爆者慰霊碑」です。

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