産科婦人科救急は「周産期協議会で協議してPR」

今日は予算特別委員会の市長出席質疑です。私たちの第二分科会は午後3時30分から始まりました。
会派持ち時間は20分。私たちは4つの質問項目をそれぞれ1つずつ市長にぶつけました。

私は本会議質疑を受けて産婦人科救急体制の整備についてただしました。
本会議質問後、本ページなどをつうじて地元産科のお医者様や、お二人目のお子さん名をと考えておられるお母さんなどから質疑についてのご意見をいただき、そのなかで特に産科救急体制について不安を上げておられました。(本ノート3月8日分にも一部掲載)
産科医師の急激な不足は、お産が出来ないことやリスクの高い母子への対応が難しくなることと同時に、いざという時の産科救急を受けてくれる病院が少なくなる問題でもあります。
そこで、産科診療の縮小という現実に対応する産婦人科の救急についてどのように対処するのか、市長にたずねました。

市長は「産科医師不足の問題には、私も保健福祉局も病院局も危機感をもっている」
「1月に周産期協議会を立ち上げて検討していている。医療センターの総合周産期母子医療センターと他病院・診療所などとの役割分担を進めるなど具体化していく」「救急についても、まずかかりつけ医で、難しければ24時間のテレホンセンターへ。受け入れは医療センターほか他病院とも連携する体制を整えたい」などと答弁されました。

「危機感を持っている」というのは本当でしょうか?是非そうあってほしいものです。短い質問時間でしたので、産婦人科の救急患者をどこでどのように受け入れる体制を整備するのか、十分には解明できませんでしたが、危機感を持って受け入れ体制を整備し、市民や関係医療機関にもPRするとされましたので、ここではその決意を了とするべきでしょう。さらに現場での具体化を検証していきます。

高齢者むけ生涯学習ニーズが変化している!

今日の質問では先輩の佐藤昭紀議員が、高齢者の生涯学習のあり方について問題提起をされました。
「周望学舎」などを中心とする高齢者むけの生涯学習は、本市高齢者施策の柱の一つです。ところが「希望者が多くて入れない」と人気があったのが一転「定員割れ」しているというのです。これはどうしたことだろう。
市長は「カリキュラムなどまず内容を検討してみる必要があるのではないか」と述べましたが、果たしてそうなのでしょうか。
みんなで集まって一種のカルチャースクールに通う感覚の「生涯学習スタイル」が、すでに現在の高齢者(これからはさらに)のニーズに応えるものではないのではないか、高齢者むけ生涯学習のあり方を基本的に見直してみる必要がありはしないか、大変正しい重要な問題提起だと思いました。

ところで、先週木曜日に市内若松区の小学5年生の男の子が自殺するという痛ましい事件が発生しました。真相の究明はもちろん、在校児童へのケア、再発防止への取り組みなどが行われなければならないのは当然だと思いますが、教育長も出席した今日の予算特別委員会分科会で詳細な報告は出来ないにしても「二度と子どもの命を失わせない」決意ぐらいは述べて欲しかった。
 本当に子どもの命をまもり大切にする教育を、私たちはどれほど保障できるのでしょう。亡くなった子のご冥福を心からお祈りしつつ、本市ばかりではない教育改革のまだまだ遠い道のりを感じてました。

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