父母のご要望にお答えできず-学童保育

今日は常任委員会での議案や陳情などの審査でした。新年度予算との関連があるので案件審査と同時にいきなり採決となる項目もありました。

なかでも八幡西区の永犬丸児童館学童保育クラブ保護者会からの陳情については、その実情が理解できるだけに不採択というのが大変心苦しい結果となりました。

当地は10年ほど前に始まった区画整理事業にともなって人口が急増した地域。子どもたちも増え始め、4年前には授業後の留守家庭の子どもたちを保育する学童保育クラブの定員40名(当時)を越えて希望者が抽選漏れになるという事態となりました。その後、定員増や空き教室を利用したクラブの設置など工夫を重ねてきたものの平成18年度はさらに10人程度の定員増が見込まれたため、やむなく地域のデイサービス施設を間借りて保護者独自にクラブを増設。しかし費用がかさむため児童館学童クラブとの料金の差額を市で負担して欲しいという陳情です。

区画整理に伴う子どもたちの急増に市が的確に対応できていないことや、子どもを「抽選漏れ」に直面させたくないという保護者の方々の熱心なご努力を考えれば、是非なんとかできないかと思いますが、調査によれば、それぞれのクラブで設定する市内の学童保育クラブの保育料は最低で月3000円から高いクラブでは1万円、平均では約6200円です。
独自に設置するクラブの料金が6000円で、現行の永犬丸学童が5000円、その差額を助成せよとなれば、他の学童の保育料との差額も助成しないわけにはいかないでしょう。保護者が自主的に決めたばらつきのある保育料にそれぞれ差額を設定してこの4月から市が負担することは、予算執行を考えてもやはり事実上難しいというべきでしょう。
残念ながら「差額を市が負担せよ」というその項目のみについては「不採択」との態度で臨まない訳にはいきませんでした。

しかし一方、現状を放置しておくわけには行きません。委員会の議論では我が会派の佐藤昭紀議員が発言、児童館や小学校敷地内での定員増など、次年度にはすべての子どもたちが学童に入ることができるよう具体的な検討を行うことなどを当局に約束させました。私たちも中長期的な学童のあり方を検討していくことにしています。
心ならずも「不採択」で恐縮でしたが、子どもたちを思う保護者の方々のご努力に報いる私たちの決意をお汲み取りいただきたいと願っています。

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