めかり地区振興の構想に反映を-めかり会館存続問題

市議会保健病院常任委員会が開かれ、当初予定されていた門司区「めかり会館の存続を求める請願」の採決は継続審議とされることになりました。
「めかりの釜風呂」があることで親しまれてきた同会館は老朽化がすすみ、事業主体である門司区社会福祉協議会が存続の可能性を検討してきたものの、存続断念を決断して今日に至っています。
9月中にも建物が取り壊される動きがあるため、市議会でも採決が必要だとの意見が強まっていました。
世良俊明も、老朽化し経営を維持できないという経営主体の結論が出された上、市などによる買取や再建は困難であることを踏まえれば、市議会委員会で採決を求められれば不採択の決断をせざるを得ないと考えていましたが、さらに慎重審議を求める意見が上がったことから、当面継続とすることに賛同したものです。
めかり地区は、門司港レトロ地区と隣接する北九州市の観光拠点となるべき歴史的地域であり、すでに発車したトロッコ列車の活用と併せてしっかりとした振興対策が進められなければなりません。 世良俊明は委員会後、「釜風呂のモニュメントの保存や活用、海の見える温浴施設としての整備など、めかり会館が地域の方々に愛されてきた歴史を継承することは必要であり、めかり地区に歴史的重層感を加える意味でも意義深いことだと考えています。
今後、めかり地区振興の構想を立てる中で、請願者の思いが何らかの形で反映できるよう、門司区の仲間達とも話し合いながら、私も取り組みたいと思っています。」とのべました。

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