葛のかおり-櫓山荘公園で第1回子ども俳句大会

今日は文化の日。市内各地で文化祭など多彩な催しがおこなわれました。中でも、北小倉の櫓山荘公園(仮称)では、第一回の「櫓山荘子ども俳句大会表彰式」が行われました。

この催しは、日本近代俳句の源流となった杉田久女・橋本多佳子などの功績を顕彰し記念する事業として、この夏に子どもたちから俳句を募集。その優秀作品の表彰式でした。現在、文化公園として整備中の旧橋本豊次郎邸・櫓山荘跡地で行われたものです。

子どもたちの俳句は、市内と岡垣町の各学校から応募があり、応募総句数は2,200句あまりだったそうです。「わずか2ヶ月の募集で良く集まったもの」と選者の皆さんは感心しながら選考をおこなったとのことでした。

さて、この大会の最優秀賞・大賞は岡垣町の小学6年生の女の子の作品「葛のかおり 風の天使が 運んでる」でした。女の子らしい可愛い句ですね。
この句をお聞きしたとき、私は「この子は葛の花の香りをどこで嗅いだんだろう?」と思ったのですが、お聞きすると岡垣町の学校では俳句作りが盛んで、この子もみんなで「吟行」をし、はじめて葛の花を見たその時の句なのだそうです。
葛の花に見入ってる子の姿が見えるようです。きっと将来は花や自然を愛する人に育ってくれるのでしょう。子どもたちの俳句活動がますます盛んになるといいですね。

 (写真は、大会を記念して北小倉小学校の子どもたちが合唱とリコーダーの演奏をしてくれた様子です。)

午後には、毎年この日に恒例で開催中の「北九州市保育研修大会」の式典に参加させていただきました。
今年は保育所連盟小倉北支部が研修準備やお世話などの当番だったそうで、いつもお世話になっている保育園の先生方が忙しく仕事をされていました。

ちなみにこの研修大会は、公立私立の別なく保育の質を高めようと一緒に研修を続けてこられた研修会で、第一回目は昭和38年、今年で実に43回目を迎えられました。研修をリードされてきた先人の方々のご苦労に頭が下がります。今年も「花のおさなご」唄って記念式典会場を後にしました。

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