恒例の盆踊り 能行口説きも

お盆恒例の町内盆踊りが今年も行われました。わが町内の盆踊りは、その年に亡くなった方のために祭壇を用意し、その前で皆が踊ります。亡くなった方の魂を慰める原初の形をとっているのです。

集まった皆さんは、まず亡くなった方へのお参りをしたうえで踊りに参加します。毎年、この地一帯に受け継がれている独自の盆踊り「能行口説き」も必ず披露されます。伝統を受け継ぎたいとの思いが込められています。

かつては、三晩続けて踊ったり、盆踊りが終わった後に初盆のお家に行って皆で踊ったりしていました。初盆のお家はお接待などで大変だったでしょう。でも今は、こうした風習はほとんど見られなくなりました。懐かしく思わないではありませんが、町内の現状を考えると、それもいた仕方がないことでしょうね。

そんなことを考えながら、今年の盆踊りも終了しました。

今年の初盆は、私たち夫婦がここで居を構えたときの大家さんのご婦人でした。何かと御世話になりましたが、高齢によりこの世に別れを告げられました。私たちも御参りし、心よりご冥福をお祈りしながら、踊りました。合掌。(写真は盆踊りのようす)


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