初のハートフル予算議案が配布 来月4日から市議会

今日は議会運営委員会が開かれて、北九州市議会6月定例会の来月4日からの開会が決定されると同時に、新年度予算案などの議案が配られました。
同予算案は、2月に当選した北橋健治市長が初めて編成した本格予算案。マニフェストの具体化をはじめ、選挙で約束した課題をどう実現しようとしているのか市民の注目が集まっています。
配布された予算案では、市長がマニフェストでお約束していた、例えば教育関係では中学校給食は実施の方向で検討が始まりますし、小学校給食の食器は全ての学区で改善を実施、評判の悪かった学校のトイレも積極的に改善。少人数学級も来年度から実施にむけて準備を開始します。いずれも過去の市政では、市民の強い要望がありながら何年も実施を見送られてきた事業です。
国からの地方交付税が前年比で90億円も減らされるなど極めて厳しい財政環境の下で、一般会計予算は三年連続で減額となったものの、145億円の経営改善を行う一方、マニフェスト事業には299億円を盛り込んだ案となりました。
 今ざっと見渡しただけでも、これまでの市政とはかなり違っており北橋市長が公約で選挙で当選した効果が明確に現れた予算となっていると思います。
我々も明日からの勉強会などでさらに検討研究していくことになりますので、詳しくはこれから改めて随時ご報告をさせていただきます。

ところで、今日のお昼に報道された松岡農水大臣の自殺は衝撃的なニュースでした。松岡農水大臣をめぐっては国民から見るといかにも不自然不明朗なカネの動きが沢山ありながら、安倍首相がかばい続け、本人も不敵な笑いを浮かべていたので、まさか自殺という結末になろうとは私も思いませんでした。かつての、やはり強面で知られていた中川一郎氏の自殺事件をすぐに思い出しました。
不敵だ不遜だと言われていても、政治家というのは案外脆い存在なんですね。特に、利権やカネを巡って司直に追いつめられた場合などには「もうだめだ」となってしまうのでしょう。
どんな場合でも人の死は痛ましいものです。松岡大臣の死を契機にして、任命権者としての安倍首相はこの事件の全容を解明するとともに国民の前に明らかにすべきでしょう。また事件の背景となったと思われる政官業癒着の利権構造を排して国民に信頼される政治実現する具体的な責任を負っていると言わなければなりません。
もちろん民主党を含む世の政治家も(地方議員も含めて)自戒しつつ、さらなる努力をつづけて行かなければならないのは言うまでもありません。

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