プラスチック分別さらに徹底を

今日は北九州市議会「安全で快適なまちづくり」特別委員会が開かれました。関係職員の紹介の後、環境局から環境首都づくりについての活動報告が行われました。
そのうち、ごみの減量について平成18年7月から実施した有料指定袋の見直しにともなうゴミ減量効果については、現在まで25%の減が持続していること、ただプラスチック容器の分別回収への協力率がまだまだ低いことなどが報告されました。
またプラスチックを「燃やしているではないか」との指摘について、分別されたプラスチックは容器包装リサイクル協会によって入札が実施され一部は高炉の燃料などとして再商品化されているとの答弁がありました。
北九州市で回収されるプラスチック類は現在年間約1万トン、うち不適物をのぞくと約7千トンが再商品化されています。うち35%が建設用荷台や杭などに再生されるほか、65%がコークス炉化学原料化法によってリサイクルされています。
このコークス炉原料化というのが「燃やしている」と誤解されているようですが、この手法はプラスチックを「最終的に40%の再生油(軽油とタール)と40%のコークス炉ガス、そして炭化室内に残った20%のコークスの3つに分解」(塩化ビニル環境対策協議会ホームページより)して100%再利用するものであり、廃プラスチックをゴミとして燃やすのとは全く違います。CO2削減効果もあることから、今後もリサイクル手法として活用されるべき技術だと言えるでしょう。
今後も家庭ゴミの減量のためには、ぜひプラスチック分別の協力率を高めていきたいものです。 

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