今日の新聞で、自民党さんが末吉市長の後の市長候補に国交省の局長を擁立する方針であることが報じられました。このことで地元では騒ぎとなり、北九州市長選問題がいきなりあわただしく動いていく様相を呈しています。
末吉市長は6月市議会では5期20年の「任期を全うする」とだけお答えになっています。市長の進退を含めて各方面からいろいろな議論が始まっていくのでしょう。
私は、もし末吉市長がお辞めになるというのであれば、この20年間の市政を市民の立場から率直にながめ評価した上で次期のことを考えるべきだと思っています。
名前の挙がった局長さんはかつて2年間だけ市の東京事務所長さんだった方だそうですが、私はどういう方か直接は存じ上げません。
しかし、国の資金を引き出しつつ大きな事業を続けてきたこれまでの末吉市長と同じ手法を、どなたが市長になられても、これからはもはやとることができないのは明らかですね。
そのことを前提にして申し上げれば、地方分権の流れがあり、一方で国からの資金は期待できない厳しい財政運営を強いられるこの時代に、中央でトップを走って来られた官僚に北九州という地域のリードをゆだねるというのが適当なのかどうか、市民としては十分慎重に考えなければいけないのではないかと思っています。