本棚

大人の本

天に星 地に花

先日、出身高校の同窓会に、本当に久しぶりにでかけました。 今をときめく時代小説作家・葉室麟さんや、今回作品を取り上げる帚木蓬生さんは、同窓です。 葉室さんは同学年のはずなのですが、失礼ながら在学中の記憶がないので、同級生の何人かに...
こどもの本

「長谷川町子」 ちくま評伝シリーズ<ポルトレ>

今回の子どもの本は、長谷川町子さんの評伝について取り上げます。 「サザエさん」は、ギネス記録となるくらい永年テレビアニメとして現在まで放映されているので、日本人で知らない人はいないといわれるほどの国民的人気マンガです。 でも、19...
大人の本

「ひみつの王国」 評伝 石井桃子

クマのプーさんやピーターラビット、うさこちゃんなど、子どもの本に登場する主人公たちに、子どもの頃から親しんできた方も多いことでしょう。 でも、これほど多くの子どものための作品群を翻訳・紹介し世に送り続けた石井桃子という人物像について...
こどもの本

『ネジマキ草と銅の城』 

あなたは小さい頃、ご両親(あるいはおばあちゃん?)などに本を読んでもらいながら時間をすごしたことがおありですか? もしそうした時間をお過ごしなら、すばらしいことですね。きっと思い出すだけでも幸せな気分になれるのではないでしょうか。 ...
大人の本

『鳥類学者 無謀にも 恐竜を語る』

かつてマイケル・クライトンの『ジュラシックパーク』を読んでいて、その最後のシーンで、復元された恐竜たちが「渡り」を待って並んでいるというシーンが描かれていたと記憶しています。 恐竜が鳥の子孫であることを示唆していて「渡り」の結果、復...
こどもの本

「ぐるぐる猿と歌う鳥」 加納朋子 

社宅はミステリー!かつて北九州市内、特に八幡製鉄所のあった地区には、ずらりと関係企業の社宅がならんでいました。  物語は、わが北九州市八幡のとある大きな社宅群が舞台。東京から会社の転勤でやってきた小学五年生のシンは、そこで不思議な野生児...
大人の本

「パンとペン 社会主義者・堺利彦と売文社の闘い」黒岩比佐子

もう30年以上も前に、当時、福岡県京都郡豊津町にあった「堺利彦顕彰記念館」を友人たちと訪れたことがありました。大変小ぶりな施設で、中には堺ゆかりの品や原稿などがひっそりと展示してあったと記憶しています。(現在はみやこ町歴史民俗博物館に当時...
こどもの本

「馬場のぼる こどもまんが集」

今のこどもたちはコロッケは好きなんでしょうかねえ?私は昔から大好きです。以前、このコーナーで馬場のぼるさんの人気絵本「11匹のねことあほうどり」を紹介し、私は次のようなことを書きました。 「馬場のぼるさんは、実は子どもの頃の私も大好きな『漫...
大人の本

『愛しの座敷わらし』

座敷わらしは東北地方の民家に住むというこどもの妖精。宮澤賢治の作品や柳田国男の『遠野物語』などにも出てきますが、悪いことをするのではなく、座敷わらしの住む家は繁栄し、いなくなると没落するのだとか。その座敷わらしが現代の家族の前に現れたとした...
大人の本

秋月記

筑前の小京都と呼ばれる秋月は、私の好きな場所の一つ。昔から、折にふれて訪ねてきました。 花や紅葉の季節以外は観光客も少なく、いつも静かで落ち着いたたたずまいを見せてくれます。城跡の石垣や黒門、まっすぐ通った馬場、往時を偲ばせる町並みもひっ...
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