小倉駅新幹線口の地域構想

JR小倉駅の新幹線口地区といってお分かりでしょうか?かつては「小倉駅北口」と呼んでいたJR小倉駅から北側の浅野地区一帯の地域です。

その地域に3年後には、サッカーやラグビーなど球技専用のスタジアムが建設される予定です。今9月市議会には、そのスタジアムをPFI方式で建設し15年間運営する事業を九電工グループ(株)ウインドシップ北九州と契約する議案が上程されています。

新スタジアムは15000人規模、完成すれば日本有数の立地と利便性を誇る「街中スタジアム」となり、サッカーなどのスポーツを通じたにぎわいづくりなど、その活用が期待されています。


新スタジアム予定地1.jpg

ただ私が心配しているのが、この地域の全体を都市計画的に見渡して、周辺にどのような施設を配置するか、あるいは車の導線や駐車場数などの管理、快適な環境の確保などなど、いまから慎重に検討しておかなければ、取り返しがつかない状態になるのではないかという点でした。

たとえば駐車場が虫食い状態で周辺に乱立して渋滞が発生するとか、あるべきではない施設が快適性を損ねるなどが考えられます。

そこで、スタジアム整備が現実となってきた数年前から、私は市議会でこうした問題提起を続けて議論してきました。

私の危機感を市の担当部局も理解してくれたのだと理解していますが、ようやく市の今永副市長を先頭にして、関係部局が横断的にこの地域の整備のあり方を検討する部内組織「小倉駅新幹線口地区のまちづくりに関する調整会議」が設置され、議論が開始されました。

 連日開催されている市議会決算特別委員会での私の質問に、建築都市局が明らかにてくれました。

 縦割りの弊害をなくし、快適でにぎわいのある都心部の形成にむけてスピード感をもった検討がなされることを期待したいと思っています。もちろん我々も、関心を持って議論を進めたいと考えています。

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