議場も感染対策。6月市議会が開会

今日6月10日から北九州市議会6月定例会が開会しました。

議場の感染防止対策

議場には、議長席と演壇、答弁する理事席などと議員席を隔てるアクリルパネルが設置されました。質問者は、演壇で発言した後は、最前列の席に移りますが、そこにもパネルが。ものものしい感じはありますが、これも新型コロナウイルスの感染を防ぐため致し方ありませんね。
私たちの会派・ハートフル北九州の控室でも、仲間と相談して、すでに入室時の検温を実施、議員同士の席の間隔を明け、換気も十分に行うこととしたほか、テーブルなどにはアクリルパネルを設置して感染防止対策をさらに進めることにしています。

演壇前のパネル

開会された本会議では、まず北橋健治市長から、新型コロナウイルス感染症対策を含む一般会計約115億5000万円、総額128億7000万円の6月補正予算が提案されたあと質疑に入りました。
補正予算案では、不特定多数の人が出入りする店舗の感染予防のための店舗改装費用について上限20万円まで助成する10億円の予算や、小中学校・特別支援学校の児童生徒一人1台のタブレット端末を今年度中に整備する経費、ひとり親世帯への国の臨時特別給付金などが予算計上されました。
一方、今年度に中止が決定したイベントや、延期となった東京オリンピック・パラリンピック関連事業などの事業を見直して、補正財源として活用することとしました。

今日の本会議での質疑では、全国的にも話題となった北九州市のPCR検査について、濃厚接触者まで検査対象を拡大した「攻めの検査」の実施について、北橋市長は「23日間の新規感染者ゼロのあと、突然、感染者が発生し、第二波への危機感があった。そこですべての濃厚接触者のPCR検査実施を指示し、積極的な検査を実施して、短期間で抑え込みたいと考えた」と経緯を明らかにしました。
PCR検査の拡大を求める各会派からの質疑には、当局者からは「今後とも専門家の意見を聞きながら、弾力的に対応したい」との答弁にとどまりましたが、今後、効果的なPCR検査体制による感染予防と、教育や経済活動など市民生活継続とが両立する方向性について、私たちも真剣に検討しながら必要な提言を行って行きたいと考えています。

今日の質疑では、このほか休業した事業者が労働者へ休業手当を支給する国の「雇用調整助成金」の申請について、申請に至る作業を市職員が徹底して支援する伴走型支援により、全国平均に比べて本市の申請率や今後の申請予定者数が向上し、大きな効果を上げていることなども報告されました。

今日の北九州市内での新型コロナ新規感染者は、小倉南区50代の女性一人となりました。
新規感染者の確認は続いていますが、感染の第二の波は次第に終息に向かっているものと考えます。油断せずに、今後の推移を見守っていきたいと思います。

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