「感染拡大警報」の東京都 北九州市は新規感染者ゼロ

このところ東京都の新型コロナウイルス新規感染者数が急増して、全国に衝撃が走っています。
7月15日、東京都小池知事は現在の感染状況が最も深刻な段階であり「感染拡大警報」を発すべき状況だと述べました。
一週間前に、私はこの欄で「今の東京は、感染拡大という冷厳な現実の前に、再びの自粛要請も具体的な対策も講じることもできないまま、立ちすくんでしまっているように見えます。」と感想を述べていましたが、そのまま時間だけが過ぎ(当然のこととして)急速に感染が拡大しているように見えます。もはやこれ以上の無策は許されないのではないか。
15日の小池知事の記者会見でも、PCR検査の拡大という以外は特に目新しい方針は示されませんでした。
そのPCR検査にしても「一日1万件を目指す。(現状は6500件可能)」としましたが、都の発表ではこれまでの1日の最大検査数実績は3500件程度であり、どうやって一挙に1万件にできるのか不明です。(この点では、国の方針転換が不可欠ではないかと考えられますが、国もPCR検査の飛躍的拡大への具体策を示していません。)
東京都では検査数が増加している中でも陽性率が上がってきているほか、いわゆる「夜の街」以外のクラスターの発生や、感染年齢の上昇もあり、市中感染の広がりが強く疑われます。
全国的にも7月15日の新規感染者数は、緊急事態宣言解除後最多の455人で、感染が各地に広がってきている様子が見受けられ、大変憂慮すべき事態ということができると思います。
部分的にせよ、緊急事態宣言を再び実施するのか、さもなくばPCR検査を誰でも自由に何回でも受けることができる体制を整備して、経済を回していくのか、国が早急に具体的な方針を示すべきと考えます。(首相や厚労大臣は一体何をしているんだろう?!)
こうした中で「GoToトラベル」を全国的に推進するのはいかがなものでしょう。少なくとも、首都圏からの新型コロナウイルスの拡散は防止する対策が必要ではないでしょうか。

一方、北九州市では7月15日の新規感染者は確認されず、5日ぶりにゼロとなりました。
直近1週間の10万人あたり新規感染者数は0.64人、陽性率も0.5%でした。北九州市ではこのほどホームページでの感染状況の報告を改訂し項目を増やしていますので、ご参照ください。
北九州市では、経路不明の高齢新規感染者が多く、地域的にもバラツキがあることから、なお潜在的な市中感染は続いているものと考えられます。しかし、現状ではクラスターの発生は抑えられており、感染者数の増加は見られていません。福岡県全体でも、医療事情はひっ迫しておらず、当面、医療崩壊が起きる心配はありません。

店舗助成事業・詳しくは市のホームページをご参照ください

ただ、本市の繁華街の様子を見てみると、十分な感染対策をとっているとは思えない居酒屋さんや、いわゆる「三密状態」で過ごしている若者たちの姿も、なお多く見受けられるのが実態です。油断は禁物です。
北九州市では、飛沫防止用の間仕切りや換気設備など感染防止対策をとる店舗に対して最大15万円の助成も制度化しておりますので、ぜひご活用いただいて積極的な感染防止対策を進め、その上で、感染防止対策推進カードを作成表示して「安全安心な店」をアピールしてほしいものです。

 

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