新型コロナ感染症で、他県からの移動者が陽性確認

7月5日、北九州市での新型コロナウイルスの新規感染者は確認されませんでしたが、7月に入ってからの累計新規感染者は5人となりました。これにより、0.5を割っていた直近一週間の10万人あたりの累計新規感染者数は0.74となりました。
ただ、3日のお一人はすでに感染が確認された方の濃厚接触者であり、また4日のお二人は、市外居住者で、80人を超えるクラスターが発生している鹿児島市のショーパブに立ち寄った方でした。
お二人も本市の陽性者数に数えられるため、市の数値を押し上げることにはなりますが、市外居住の方であっても、感染拡大防止の観点から北九州市で相談を申し出て検査を受けられたことに敬意を表したいと思います。早期の全快をお祈りしています。

一方、東京都では連日100人以上の新規感染者が確認されており、今後が大いに危惧されるところです。県境をこえた移動が自由になされるようになったことに伴って、首都圏やその他の地域にも、再び感染が拡大しつつあるように見えます。
「東京アラート」など目新しい指標を掲げても、それだけでことが治まるはずもなく、現実の方は容赦なく追い越していってしまいます。
今の東京は、感染拡大という冷厳な現実の前に、何ら具体的な対策も講じることができないまま、立ちすくんでしまっているように見えます。
当選を決めて二期目に入る小池東京都知事の、真摯に現実に向き合った効果的対策の推進に期待したいものです。

全国的にも感染が拡大しつつあるようにみえる中、北九州市でも、検査体制や医療体制の拡充を進めながら、緊張感をもって市民を上げた感染予防対策を続けて行くことが求められていることは言うまでもありません。

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