校区体育祭に参加しておられた町内の方から、ボーカルグループ「イル・ディーボ」の小さな手作りカレンダーを頂きました。オペラを歌う力量がある男性4人組がポップスをこなすこのグループは、2004年にデビューしてあっというまに世界的人気を得ました。
地元でオペラに関わっておられるこの町内の方も、彼らが来日した際には親子でコンサートツアーに出かけられるほどの大ファンなのです。私もイル・ディーボのファンであることをご存じで、手作りでつくったからと手渡していただいたのです。
私は特にスペイン人のカルロスの歌が大好きで、すばらしく伸びがあり、バリトンとは思えない音域と圧倒的な声量には感服します。アメリカ人のテノールのデイビットも良いですね。一人ひとりがオペラでソロができるほどの実力を持ち、その力量を最大限発揮してポップスを歌い上げる、しかもみんなイケメンときているのですから、世界の女性たちに人気があるのも分かります。
そういえば最近、日本有数のテノールとして親しまれた五十嵐喜芳さんが亡くなられましたね。マリオ・デル・モナコと並んで、テノールってこんなにすごいんだと、若いころの私に感激を与えてくれた方でもありました。
時代は変わっても、音楽の原点は歌ではないでしょうか。最近は男性の本格的な歌声はなかなか聞かれなくなりましたが、イル・ディーボなど男性ボーカルグループがさらに活躍してくれればいいなと願っています。