乳幼児医療費の助成拡大などを検討委員会で審議へ

今日は市議会の厚生消防常任委員会が開かれました。乳幼児医療費の助成拡大や中国残留孤児帰国者の支援拡大など3件の陳情審査でした。

このうち乳幼児医療費の助成拡大については、福岡県の助成拡大や国の医療制度改革の方向などを見据えて「拡大する方向」で検討を進める方針であることを保健福祉局は明らかにしました。
乳幼児医療費の助成拡大と重度障害者医療、高齢者医療の見直し問題を併せて審議する学識経験者を含めた「福祉医療見直し検討委員会」を設置して検討する方向です。委員の顔ぶれなども近く正式に決定する模様で、その動向に注目したいと思います。

また中国残留孤児問題は、基本的には国の責任で対応すべき性質の問題だと考えていますが、日本語教育の充実や通訳の派遣、帰国者同士の交流などが、国によってすでに一定の制度化が図られているにも関わらず、改めて陳情がなされる点を見ると、これらが十分に機能していないのではないかという気がします。
国が制度を作っても、機能していないのではアリバイでしかなくなります。国会でも十分に検証し、戦争により犠牲を強いられた人々の救済を国が責任を持って進められるよう取り組みをしてほしいものです。
なお北九州市としては①帰国者への記念品料(2万円から3万円1回のみ)②語学講習会の実施③市営住宅への入居斡旋などの独自支援を行っていることが示されました。

タイトルとURLをコピーしました