我が家の人気絵本の一冊がこれ。
自分で文を覚えて読むことができるようになったころ、娘たちは、いつも本棚から取り出しては「きょうは いいてんき。ぞうくんは ごきげん」と声を上げて読んでいましたっけ。
おおきなぞう君の背中に、かば君が乗って、そのまた背中に、わに君が乗って、そのまた背中に、かめ君が乗って、ついに池の中に「おっこちた」。でも相変わらず「みんな ごきげん」なのです。
ホンワカしたイラストと、ことばの良い調子に子どもたちはいつも「ごきげん」です。小さい子に一緒に読んであげるのも楽しいですね。
この本が世に出たのは、もう37年も前のことでした。
実は、昨年になって「36年ぶりに、ぞうくんが散歩にでかけました。あいにくの雨ふりです。」(作者の なかの ひろたか さん)と「ぞうくん」の続編が出たのです。(今では幼稚園の先生になった上の娘が教えてくれました。)
今度は、お池の中のお話で順序が逆です。かばくんの上にぞう君が乗って、わに君の上に、かば君とぞう君がのって…。
「ぞうくんの あめふり さんぽ」は、こちらも福音館書店から。
読んであげるなら2歳から、自分で読むなら5・6歳むき。
■出版社:福音館書店