不妊に悩む数組の夫婦の葛藤を、治療を行う病院の待合室を舞台にコミカルに切なく描いた演劇「女子穴」の公演が北九州芸術劇場で行われましたので、24日午後に出かけました。
この公演には、たけし軍団の一人で北九州市出身の「お宮の松」さんが凱旋主演。不妊治療や世の偏見との間で翻弄される夫婦を好演して大きな拍手を浴びました。
お宮の松さんは、北九州市の観光大使の一人でもあります。
この日は、北橋市長も鑑賞に起こしでした。
「私たちが住むこの国では悲しいかな、不妊治療の責任は女性にあると考える輩が大半を占めています。その考えを変えたい…この作品を観た女性たちが少しでも救われたら…という思いでキャラクターを作りました。女性に対する応援歌。」だと脚本・演出の矢島弘一さん。
東京マハロ主宰の矢島弘一氏は、現在、TBSのテレビドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」の脚本などを担当し、今後の活躍が期待されている気鋭の脚本家です。
千秋楽の挨拶でも「今回、北九州公演を成功させていただいたお礼は、自分がさらに大きくなって、ぜひ北九州に帰ってくることでご恩返しをしたい」と述べておられました。乞うご期待。
写真はビートたけしさんのメッセージも入った『女子穴』公演のチラシ。