市立八幡病院の建て替え施設の老朽化などのため九州国際大学センターを活用する形で準備がされてきた八幡図書館が4月22日に開館しました。
23日にも開館記念行事が行われ、八幡東区出身の児童文学者・みすかみかずよさんを偲ぶ記念コンサートや、絵本作家の長野ヒデ子さんの講演なども行われました。同講演会には、児童文学の大先達・岩崎京子さんも参加されました。
岩崎さんや長野さんは(故みずかみかずよさんも)、私の母が生前お世話になった方々でもあり、ご挨拶もかねて出かけました。
開館した八幡図書館は、大きな規模ではありませんが、明るい雰囲気。児童室も、書棚の高さや配置、またトイレなども配慮が行き届いており、子どもたちにも使いやすいものとなっていました。この日も、子どもたちや家族づれなどで大変にぎわっていました。
北九州少年少女合唱団によるコンサートでは、みずかみさんの詩に曲を付けた作品などが披露され、聞き入った聴衆から多くの拍手をあびていました。
また、講演した長野ヒデ子さんは、生前のみずかみかずよさんとの深い交流について述べ、「みずかみさんが多くの困難のなかで、かなわなかったことがあったからこそ、自由な発想ですばらしい作品を生み出すことになったんではないか、またこの皿倉の美しい自然があったことで多くの詩が生まれた。みずかみさんが住んだこの地にすばらしい図書館ができて、ここから子どもたちが育っていくことを願っています。」と語っておられました。
写真は、八幡図書館入り口。児童室。開館記念コンサート、長野秀子さんの講演のもよう。