昨年の衆議院選挙で惜敗し、次期で雪辱を期す前衆議院議員きいたかしさんの新春の集いがステーションホテル小倉で行われ、彼の兄貴分たる前原誠司民主党代表が来倉しました。
集いには600名程の方が駆けつけて下さり盛会でした。きい君にも良いはずみになったことでしょう。
前原代表は「ホリエモンをホープだと持ち上げてきた選挙を、有権者はもう一度見直した方が良い。現在の自民党事態が粉飾だ。子ども、建物、乗り物、食べ物の安全が脅かされているなかで、明日代表質疑に臨む私たちは、この国会を安全国会と名づけたい。
小泉政治をどう総括するか。官から民へ、効率的な政府といいつつ、本来政府が担うべき責任を放棄してしまっているのだ。障害者自立支援法での負担増や生活保護の現状をみても政府の責任が放棄されている。
無駄を省くのは当然だが、何でも効率化と言いつつ格差が広がっていく自民党政治に私たちは与しない。機会の均等が保障されセーフティネットの働く安心な社会を築くという自民党政治へのアンチテーゼをはっきり示して論戦していく。」と決意を述べました。誠に正しい方向だと思います。是非がんばってほしいと思います。
ただ、障害者自立支援法は具体化され予算執行の段階に入ります。民主党が政権をとったとして、本当に以前の「応能負担主義」に戻せるのか、現状で障害者の自立生活を守る具体策を提示できるのか、具体的に問われることになるでしょう。
マンションの耐震強度偽装問題では、政府は個人への支援に道を開くようですが、では被災者生活支援法の適用をほとんど受けられず、個人の住宅の再建ができない被災者との整合性をどうはかるつもりなのか。民主党は、被災者再建支援法の改正を求めて修正案を提出して否決されてきましたが、民主党政権ではどのような支援が可能なのか、財政規模など具体的に考え方を示さなければならないでしょう。
アンチテーゼの具体的中身が示されなければ、国民には「無責任野党の遠吠え」にしか見えないことになるでしょう。この点では民主党内でもまだまだ整理されていない気がしています。
自民党政治と対決する前原民主党の、具体的姿をどう明確に示すのか、決意を了とし期待して注目したいと思っています。