生活保護行政は新たな出発を!

今日は、決算議案以外の議案審議を各常任委員会ごとに行いました。同時に、報告もあり、私の所属する保健病院常任委員会でも2つの報告が行われました。
一つは、今月18日に認可外保育施設で5歳と3歳の女の子が約2年間もの間預けられっぱなしになっていた事件の報告。
施設長は善意で預かっていたとのことですが、多数の虫歯や歩行障害がみられたにもかかわらず全く医療機関の受診をさせていないなど、保育者としては考えられない対応に終始していました。この施設での保育士資格者はわずかに一人であり、それも登録されているか不明ということも明らかになりました。幼児が死亡した認可外施設へに対応と同様、再発防止への厳しい指導と監督の強化が求められています。
他の報告は、北橋市長が就任して設置した「生活保護行政検証委員会」の中間報告です。これに対しては、様々な議論が交わされましたが、私は「稲垣委員長が自ら書かれた報告書まえがきにもあるように、北橋市長が生活保護行政の改善を市民に約束して就任し、検証委員会が設置されてきた。もし北橋市長の就任がなかったら、市の保護行政のこうした問題点は明らかにならなかっただろう。」とのべた上で、全市を上げて命を守る保護行政の新たな出発をはかることを肝に銘じて進めて欲しいと求めました。中間報告は、1ヶ月のパブリックコメントを経て、12月はじめにも最終報告としてまとめられる事になっています。真心のこもったケースワーキングのあり方や、不正支給防止など、さらに議論して、しっかりと命を守る生活保護行政をめざしたいものです。

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