今日は病院局予算案の審議。予算案では何といっても新年度に安心してお産が出来る体制をつくるための医療センターの総合周産期母子医療センター充実のために4千万円、市立八幡病院での小児救急医療充実に6千万円、合計1億円の予算を計上していることが注目です。これもマニフェストを反映しているもので、常々周産期・小児医療の充実を求めてきた私も全く異論はありません。ぜひこれからもしっかりと気を配っていただきたいものです。
その他、今日の委員会では新年度の市立病院で電子カルテを導入しする計画につて論議がありました。「経営改善には効果的ではないので慎重に」などの意見が出されました。収益の向上にはあまり役立たないということはそのとおりでしょう。先日の黒部市民病の視察でもそういう報告がありました。(本欄5月9日分をご参照下さい)しかし、ノートでもご報告したように、この電子カルテシステムは市民にとってより透明でわかりやすい医療の実現に寄与することができるのであり、私は導入を進めて良いのではないかと考えます。
市立病院群全体の経営については、市内全体の医療についての役割分担や九州厚生年金病院の今後などに大きく影響されます。病院局は、これから「中期経営計画」の策定をすると本会議で表明しましたが、この論議を注目しながら、全体の医療環境を検討することが必要になってきています。