議会基本条例素案の市民説明会を開催

北九州市議会でも制定に取り組んでいる「議会基本条例」の素案がまとまったことから、今日は小倉北区の商工貿易会館で市民説明会が行われました。
市議会では、これまで条例案を作成するため超党派の検討会を設置。そのメンバーを中心にこの間、熱心に検討が進められてきました。9月市議会で制定をめざすこととなり、現在パブリックコメントも実施中ですが、議員が市民に直接説明する機会を持ちたいとこの説明会が実施されました。北九州市議会では過去に例がないことだと思います。
説明も議員、質疑を受けるのも議員という訳で、壇上に並んだ議員(検討会メンバー)には不安もあったでしょうが、質疑応答を含めて、まずは無事に終了したことを私は評価したいと思います。

IMGP1100.jpg欲を言えば、素案の説明では、「市長と議会の適度な緊張関係と信頼」という規定の背景や、「市民との協働」という規定の意義など、北九州市議会の条例の特徴点をもっと重点的に説明したら良かったのではないかとは感じました。
また質疑応答では、第12条の「市民との協働による開かれた議会」の規定と「市民参加」という見出しとの整合性を問うご意見や、「市民の権利規定がない」などのご指摘がありました。また、市民自身がもっと議会に関心を持つべきであり、市議会としてもさらに工夫してほしいとのご意見も印象に残りました。
素案が条例案として成文化されるまでにもう少し時間もありますので、こうしたご指摘などについても、さらに私たちも仲間たちと議論していきたいと思います。

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