新球技場への期待語り合う

長崎原爆忌の夕刻からは「新球技場について」語り合う「タウンミーティング」が開かれましたので参加しました。

新球技場の建設は、これまで有識者の会議や市民説明会、市議会などを通じて論議されてきており、すでに北橋市長も建設・事業化を行う意向を表明していますが、さらに多くの市民の皆さんと意見交換をしながら進めたいとして、タウンミーティングが企画されました。

建設の是非よりも、スタジアムをどのように活用するかに関心が移りつつある現状からか、500名の定員に対して400名程度と参加者は少なめでしたが、スタジアムの利用活用に期待する関係者によるシンポジウムなども行われ、なごやかな雰囲気で進められました。

会場との意見交換では、一人だけ高齢の方から、財政面での心配や、ギラヴァンツ北九州の成績低迷の中で建設することには賛成できないとの意見が出されましたが、北橋市長は「ご心配の向きはあるかも知れないが、これまで長い時間かけて検討し、準備してきており、ご理解願いたい」と述べました。

サッカーを通じたまちづくり、にぎわいの創出などについて、サッカー文化に触れる機会が少なかった特に高齢世代の方々などには、スタジアム建設の意義について十分にご納得いただけていない部分があることは私にも理解できます。

ですが、これからスポーツを通じて、街づくりや都市間交流などを進めようとすると、野球などに比べてもその普及が世界標準であるサッカーやラグビーなどは、最も期待を持つことのできる種目だと思っています。たとえば北九州市長杯東アジア交流試合などが実現出来たら、東アジア諸国間でいたずらに敵愾心を煽ることなく友好関係を築く基盤づくりに貢献することができるのではないかと期待しています。スポーツは元来そういう力を持つものではないでしょうか。

要は活用・事業展開の仕方であり、今後も現実的な活用方法も含めたスタジアムの事業構想を策定し、市民に開示しながら理解を深めていく取り組みが求められるのではないかと感じました。


球技場(2013年8月9日).jpg

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