子どもの側に寄り添って

真宗光澤寺をルーツとする光沢寺保育園など4園が、それぞれ80周年から10周年をお迎えになり、その周年祝賀会が催されました。

光沢寺保育園では、私もかつて「一日保育士」を体験させていただいたこともあり、そのご縁や、日ごろから、藤岡佐規子先生をはじめ多くの先生方・関係者の方々から、保育行政や保育のあり方などに深いご指導をいただいている関係等からお招きをいただき、喜んで出かけました。

記念式典では、法人理事長の藤岡昭正先生がご挨拶のあと、永年勤続の職員さんへの感謝状贈呈。藤原北九州市副市長や、市保育所連盟・平沢透会長、市幼稚園連盟・村上順滋会長の来賓ご挨拶と続きました。

つづく記念祝賀会では、オープニングに共に光沢時中井幼稚園を卒園された二人の音楽家、ピアノの楠本隆一さん、ソプラノの中 真有美さんのすばらしい演奏が行われたほか、先生方の合唱や各園の園児さんたちからのビデオメッセージ紹介等、楽しいプログラムが盛りだくさん。

挨拶に立たれた藤岡佐規子先生からは、私のことも一日保育士体験のもようや日ごろの保育施策の取り組みなどを交えて、参加者の皆さまにご紹介いただきました。有難くも恐縮してしまいました。

一番新しい光沢時第二保育園の着実な10周年はもとより、戦前から80年続く光沢時保育園の取り組みまで、それぞれに苦労と喜びの連続であったことでしょう。

藤岡佐規子先生は、かつて障害のある子どもを受け入れることとなり、その子の保育に一所懸命になり、今立派な大人となったN君のことなどのエピソードを交えたご挨拶で、「大人の利便性優先でなく、保育は子どものためという視点を忘れずに」取り組むことの重要性を、改めて強調されました。

子ども子育て支援新制度のスタートと言う節目にあたって、保育政策の一端に係る私たちも「何よりも子どもの側に寄り添って」といつも諭される藤岡先生のお言葉を改めて噛みしめることが必要なのではないかと感じました。

ところで、上のN君は、私がかつてご相談に応じたことのあるご本人でした。お母様ご本人とも、大変しばらくぶりの再会でしたし、ピアノの楠本さんは、これまたかつて私たちが小さな演奏会を企画実施していた時にお付き合いいただいた演奏家でした。

偶然にも、懐かしい方々にお会いできて、大変嬉しいひと時になりました。

光沢寺4園の周年行事をお祝いし、皆さまの益々のご活躍を心よりお祈り申し上げつつ、お招きいただいたことに深く感謝申し上げながら会場を後にしました。


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