市議会の保健病院常任委員会が開かれ、戸畑区の一枝保育所の老朽化に伴う移転改築計画について「移転中止」を求める請願の審査などが行われました。
同保育所については築34年たった同保育所を直線距離にして約600メートル離れた九州工業大学隣接地に移転して新築しようという計画ですが、反対の方々は、夜宮講演に隣接している環境を維持し、現地建て替えせよとのお考えでした。
これに対して私たちの考えは主に以下のとおりでした。
①どんな施設も永年の時間が経過すると老朽化を免れませんが、一枝保育所についても、雨漏りがするなどの改善すべき多くの問題を抱えているため、できるだけ早く建て替えを
することがまず必要なのではないか。
②現在地は、敷地も狭く、また先行保育所の常として、駐車場などの整備もできず、路上駐車が度々あることから、園児の安全上からも打開策が求められている。(実際に園の現状を見てもその感を持ちました。)
③移転予定地では、現状より2倍もの広い敷地がとれることで、園庭のほか余裕を持った施設整備が可能ですあり、子ども達にとってもゆとりのある保育を行うことができる。 敷地面積の広さは、子ども達の保育にとって大変大切な要素であり、現在の狭い園に比べれば格段の改善ができる。
④駐車場がとれることで路上駐車など車との事故の危険は今よりも減少すると思われるほか、幹線からは一歩入っているため、こちらの方がより安全な環境ではないか。道路への出入りにつても、事業団の先生方が実際に道路にたって毎日検証をされた結果、 朝などで安全上に特に大きな問題は感じられないとのお話もお聞きしている。
以上の点から、一枝保育所を移転改築する現計画について、現状で何をおいても反対しなければならないとは考えられず、私の会派は「移転中止」を求める同請願に賛成しませんでした。
老朽化している施設を早急に改善すること、施設面・交通安全面から保育環境を充実改善することを考え、できる限り速やかな移転建て替えが進められるよう願いたいと思っています。