本棚

こどもの本

『フラミンゴ・ボーイ』 マイケル・モーパーゴ著 杉田七重訳 小学館刊

高校の試験を終えて自由な旅に出たイギリス人の少年ヴィンセント。 行き先は、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホが、ボートのある風景を描き、祖父母がその絵を少年にプレゼントしてくれた南フランスのカマルグの海岸。 嵐に迷い倒れてしまった...
大人の本

名城・小倉城の全貌『小倉城と城下町』発刊。書店でも購入可です

近年は知る人ぞ知る「お城ブーム」。北九州市小倉北区の小倉城にも市の内外から多くの観光客がお見えになるようになりました。 そこで、小倉城周辺エリアをさらに魅力ある観光・文化の名所にしようと、平成28年度から3年をかけて「小倉城周...
大人の本

『ネットは社会を分断しない』(田中辰雄・浜屋敏、角川新書)

ICT社会が到来し移動体通信では5Gの世界に入ろうとしていると言われます。こうした中では、ネットやいわゆるSNSの比重もますます大きくなりそうです。 しかし私自身は近年、ネットやSNSというものに対して、次第に白けた見方をしてきた自分がい...
こどもの本

『雨ふる本屋』 日向理恵子 作 童心社刊

小学校何年生のころだったのでしょう、雨降りの日、誰もいない学校の廊下からぼおーっと校庭を眺めていたことを覚えています。廊下は板張りで、湿った木の匂い。とても静かな中で、どこかでカサコソっと生き物の気配がしていましたっけ。 古いつくりの街の...
大人の本

『暗幕のゲルニカ』 原田マハ著 新潮社刊

ピカソの作品「ゲルニカ」は世界で最も有名な絵画のひとつでしょう。 1937年4月、スペイン内戦でフランコ反乱軍を支援するナチスドイツがスペインバスク地方の中心都市ゲルニカを無差別空爆。その惨状を主題にピカソが制作したことはあまりにも有名で...
こどもの本

『五月の風のように』 みずかみさやか詩集 葉祥明・絵

今回ご紹介するのは、みずかみさやかさんの個人詩集。昨年末に出版されたばかりです。 「ジュニアポエムシリーズ」ということで「子どもにわかる言葉で真実の世界を歌う個人詩集のシリーズ」と題されています。  著者のみずかみさやかさんは...
大人の本

『風花帖』 葉室麟 

江戸時代後期の文化  年に起こった小倉藩のお家騒動いわゆる「白黒騒動」を題材に、直木賞作家・葉室麟さんが書き上げてくださったのが、本作品『風花帖』(2014年)です。 昨年10月には、朝日新聞出版から文庫版として刊行されました。解説は、...
こどもの本

『誰も知らない小さな国』

夏休みに入ると、野山などに出かける子どもたちも多いことでしょう。自然の中で元気に遊びまわってほしいものですね。 遊び疲れて、緑の中に一人で座っていると、カサッと葉擦れの音がして、小さな人影が見えたような気が…。 そんな想...
大人の本

『書店主フィクリーのものがたり』

すっかりデジタルの時代とはいえ、書店でインクのにおいに包まれながら、本を手に取ってどんな内容なのか探る楽しみは、何物にも代えがたいものがありますね。 私の子どものころ、町には小さな本屋さんがあって、狭い入り口から入っていくと、奥のほうに...
こどもの本

「白をつなぐ」

さあ駅伝の季節です。全日本大学・高校・中学駅伝から、年が明けて、実業団駅伝・箱根駅伝、そして都道府県対抗駅伝と、ぞくぞくと大きな大会が続きますね。 私も箱根駅伝ファンの一人ですが、2年前、シード常連だった母校の中央大学が、まさかのシ...
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