第87回北九州メーデー祝う

連合北九州主催の第87回メーデーが、好天に恵まれた門司港レトロ多目的広場で開催されました。

開会に先立ち熊本地震犠牲者のご冥福を祈り、全員で黙とう。主催者を代表してあいさつに立った福島昭一議長は、多くの労働者が被災地の支援を行いつつ一日も早い復旧復興を祈っていると述べたうえで、2016春季生活闘争の成果を踏まえた労働条件向上や生活改善の取り組み、また連合産別比例12候補を抱える参議院選挙などに全力で取り組んでいこうと訴えました。

来賓としてあいさつした北橋健治北九州市長は、熊本地震被災地への支援を続けていることを報告したうえで、連合をはじめ労働者の地域貢献に敬意を表しながら、これから北九州市も大きなイベントの継続開催や地域エネルギー整備など積極的に実施していく。地方創成の成功モデルづくりにともに頑張ろうと挨拶。いつものように「第87回メーデーバンザイ」で締めくくり、大きな拍手を受けました。


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その後「支えあい、助け合う、心を一つに力を合わせ、暮らしの底上げを実現しよう」のスローガンや「働くものに寄り添う政治の実現をめざして、来る7月の参議院議員選挙の勝利にむけて総力をあげてとりくむ」との特別決議を採択しました。

式典では、平成6年から連合北九州が続けている高齢者移送サービスボランティアのための13台目のサービスカーが、市社会福祉協議会へ贈呈されました。

130年前、8時間労働制の実現をもとめたアメリカでのストから始まったメーデー。労働者保護ルールが改悪され、非正規労働者が増え続け、過労死も続発する現代日本で、絶対的労働時間の短縮やインターバル制など、ディーセントワークの実現を掲げなければならないという現実をふまえ、改めて労働運動の意味をかみしめました。

破壊されようとする雇用労働実態を改善していくため、それぞれの立場で頑張りあいたいものです。


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