フランスの豪華客船「ロストラル」が10月18日(土)に門司港に寄港します。
外国船の門司入港は4年ぶり、乗船客が下船して北九州市内を観光されるのは10年ぶりなんだそうです。同船は日本初寄港、九州では最初の寄港地となります。
「ロストラル」は総トン数1万700トン、乗客定員224人キャビン数123室、2011年に就航しました。
運行するフランスのカンパニー・デュ・ポナン社はフランス唯一のクルーズ会社で、近年この規模の新造船を3隻就航させ、地中海やカリブ海などに展開、2013年からは日本へも寄港を開始しています。洗練された高品質なサービスと美食で有名なのだそうです。
乗船客は、関門地域等を観光した後、小倉にも立ち寄り、小倉織の体験などもされるそうです。北九州市に良い印象を持ってお帰りいただけると良いですね。
ところで、クルーズ船といえば近年、博多港への大型クルーズ船の寄港が活発です。平成25年度には福岡市には38回のクルーズ船が寄港。最大トン数は13万8000トン、定員3807人という大型船も寄港しています。
それに比べると、クルーズ船の門司港への寄港は25年度で5回と、さびしい気がしないわけではありません。
実は、門司港には地形や潮流の関係で、5万トンを超える船は入港することができません。最大で日本客船・飛鳥Ⅱくらいが限界というところです。根拠法は水先法という法律です。
しかし、今回のようなちょっと小粋な中型船がリピーターとなって寄港してくれるようになれば、特徴あるクルーズ船の寄港先として人気がでるのではないでしょうか。北九州市は、今後も積極的な誘致活動を展開するとしています。大いに期待したいものです。
「ロストラル」の入港予定は12時、門司区古城保育園の園児による「古城勇太鼓」や「大積神楽」、消防艇による放水などで歓迎することになっています。
午後8時には出港の予定となっています。