北九州市議会が今日開会しました。北橋健治市長が誕生してはじめての市議会の初日です。市長の挨拶は「市民のご信任を得て就任した北橋健治です。この場に立って大変光栄であり重責に身の引き締まる思いです。先輩方の功績を引き継ぎながら、マニフェストを実現して人に優しい元気なまちづくりを進めたいと思います。ただマニフェストは金科玉条ではありません。真摯な議論を進めてまいりながらよりよいものにして参りたいと思います。議員の皆様のご指導をお願いいたします。」というような内容でした。さすがにちょっと緊張気味でしたね。
今日は常任委員会の割り振りなどを決めた後、終了となるはずだったのですが、これ以降は、いきなり空転となってしまいました。
マスコミでは「民主系会派など3派が議長などポストを要求して空転した」などと報道しているようですが、これは事実と違います。
私たちが市議会議長の不信任案を提出することになったのは、新市長の誕生を受けて、まず各会派の代表者などが集まる場を設けて議会運営のあり方について協議したいと会議の開催を再三にわたって提案要望してきたのに対し、議長側がこれをかたくなに拒否し続けてきたのが原因です。
私自身、会派の会議でもこれまで「北橋市長を支えるためには、謙虚になって取り組むべきだ」と主張し、会派の仲間達もこれを全員で確認してきました。決してポストなどに固執しているものではありません。誤解はしてほしくないものだと思います。(ましてや「利権を求める勢力と野合した」など批判を受けるいわれもありません。批判している方があるとすれば、最近の事件の背景に照らしてみても、むしろご自分たちの胸に手を当てられた方がよろしいのではないかと思うのですが。)
結局は、議会は午前0時をすぎて延会をきめ、午前2時すぎから本会議を開いて議長副議長の不信任案を33対28の賛成少数で否決。その後、委員会の割り振りなどを決めて正常化となり、翌7日からの質疑・一般質問は予定通り開催されることになりました。
この間、私も一睡も出来ず、議会棟をでた時にはすっかり夜が明けていました。北橋市長も各局長以下幹部職員もおつきあい。ご苦労様でした。