北九州市議会が閉会。6月19日から「新たな日常」へ

6月10日から開かれていた北九州市議会6月定例会は17日、新型コロナウイルス感染症対策などを含む6月補正予算案を全会一致で可決するなどして閉会しました。

閉会後には、市議会会派代表者会議がおこなわれ、新型コロナウイルス感染症対策の今後について北橋健治市長を交えた意見交換が行われました。
そこでは、本市の感染状況は完全に抑えきれているとはいえないものの、落ち着いており、検査体制や医療体制も整っていることなどから、6月14日と16日に開催された専門家会議の助言を踏まえて、6月18日までとしてきた市民への外出自粛要請の解除や公共施設・イベントの段階的緩和、市立学校での一斉登校への切り替えなどを進めたいとの市の意向が表明されました。
市は、17日夕刻から第16回新型コロナウイルス感染症対策会議を開催して、これらの方針を決定することとしました。
また、北九州地域での店舗などの休業要請解除については福岡県の所管であり、これについても福岡県は17日、市と同時刻に対策会議を開いて休業要請解除等を決定することとなりました。

これにより6月19日から、公共施設の利用やイベントの開催、外出自粛要請の解除や学校通常化等が一斉に進むことになりますが、やはり油断は禁物です。
北九州市内では、6月17日も中学生を含む二人の新規感染が確認されており、ともに感染経路は不明です。市中感染は消えてしまっている訳ではありません。
しかしこの間、本市のPCR検査体制も各段に充実されてきたほか、入院者も27人(6月17日現在)であり、この状況が続く限り、直ちに医療崩壊が起きる心配はありません。
医療機関や福祉施設、学校などの感染予防対策も強化されており、市民の感染予防意識の高まりなどを踏まえると、今回の市の判断は私も妥当なものであると考えます。

6月19日には、北九州市民も、これまで以上に感染を警戒しながら「新たな日常」に踏み出していく節目をむかえることになります。

5つの目標看板。北九州市役所や区役所に設置。感染状況もお知らせする。

皆さん、5つの行動目標を守って頑張っていきましょう!

 

タイトルとURLをコピーしました