てぶくろ

7kids.gif雪深いウクライナの森の中、歩いてきたおじいさんが「てぶくろ」を片方落としてしまいます。
そこへやってきたのはネズミ。「ここでくらすことにするわ」

つぎにカエル、ウサギ、キツネ、オオカミ、イノシシ、クマ。つぎつぎにやってきて「てぶくろ」の中に入ってしまいます。
そしててぶくろを落としたのに気づいたおじいさんが、犬とともに帰ってきて、みんなは一斉に森の中へ逃げていきます。 そけれだけのお話。

「てぶくろ」にみんな入りきれるはずがないじゃない!  でもそれでいいんです。
この絵本を読むと、子どもたちは楽しそうに想像をめぐらせます。こんな話を決してきらいではないのです。

保育園や幼稚園では、「てぶくろ」の劇は冬に定番ともいうべきもの。
大きな「てぶくろ」をつくって、小さいみんなが入って、「おじいさんがやってきた!」「にげろっ!」と駆け出すのを楽しみます。

素朴なウクライナの冬の森が浮かびます。読んであげるなら、3歳から。

■出版社:福音館書店

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