厚生年金病院をどうする 常任委員会

昨日につづいて市議会は保健病院常任委員会が開かれました。今日は暫定予算案のうち病院局分の審議ののち九州厚生年金病院のあり方についての検討委員会報告がなされました。
国が売却を検討している八幡西区の同病院について、検討してきた「北九州地域医療体制あり方フォローアップ委員会は」末吉市政最後の日の2月19日に(なぜ?)報告書を提出しました。
厚生年金病院について国は売却の具体策をまだ示していないのですが、売却を前提として「市民が望む公的病院として存続させるためには、北九州市が取得し、市立八幡病院と統合の上で、医療機能を整理し新たな病院として整備することが望ましい」と報告しています。
厚生年金病院は平成16年5月に建て替えられたばかりで、周産期や救急医療、臨床研修機能をもつ基幹病院として重要な役割を果たしています。
一方、北九州市立八幡病院はすでに老朽化が進んでおり、いずれ建て替えが必要な時期をむかえます。もし建て替えればその整備費は100億円は下らないと思われますので、安く買えるのなら報告も検討に値します。
問題は国がいくらで売って暮れるのかですね。委員会では「元値はいくらだと考えればいいのか」とお聞きしました。当局からは「建設費は土地こみで300億円程度だと聞いている」との回答、結構高いんですね。今後の国の態度次第と言うことになりますが、国には是非とも格安の条件を提示して欲しいものです。
統合の場合、そのほかに雇用問題が発生します。一義的には国の責任でしょうが、不足感がある医師や看護師さんはともかく、その他の技術者や職員さんの働く場の確保が必要となります。今後の国の動向を十分に注視していく必要があります。

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