消防出初式に始まって、どんど焼き、新年会など一連の新年行事も、七草も過ぎて、そろそろ一段落しはじめたころでしょうか。
今日は午前中に、堺町公園内にある杉田久女の句碑を、久女多佳子の会のメンバーで清掃をすることとなり、会員である世良俊明市議も参加しました。
以下は、参加した世良市議の報告です。
「堺町公園内の句碑は、久女のもっとも有名な句の一つ『花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ』の句碑で、昭和59年11月に建立されました。
その後、同公園の整備のため公園内で移設されて今日に至っていますが、久女多佳子の会で、句碑を清掃したという例はなかったと記憶しています。
今回の清掃は、杉田久女の夫・杉田宇内さんの実家があった愛知県豊田市旧小原村で久女俳句大会なども開催されるなど、近年の本市との交流に大きく貢献されている愛知県豊田市議会の牛田副議長が、久女さんの句碑を清掃なさっているということを会のメンバーが聞いて、小倉の句碑も清掃しようではないかとの声が上がったのがきっかけとなりました。
清掃では、会のメンバー7人が、句碑をスポンジたわしなどでこすり、表面の汚れを落としていきました。
しばらくすると、句が彫り込んである正面や、句碑全体も石の素材が
浮き出るように綺麗になっていきました。
参加した会員からは「やはり清掃してみるもんだねえ。」「次回は、別の道具なども使って、もう少ししっかり清掃してみようか。」「句碑と説明文のバランスも考えた方がいいのでは?」など、いろんな声が上がりました。
確かに、句が彫り込んである部分に塗ってあった赤色が落ちているようですし、説明文の中には、この1月16日にオープンする「久女多佳子記念室」の案内もあったほうが、より親切になるでしょう。全体のバランスも考えなおしてもいいかもしれません。
市の公園管理課や専門家のお話もお聞きしながら、私もできることを探っていくことにしたいと思います。」
写真は、句碑を清掃する久女多佳子の会のメンバーたち。