議会基本条例に基づいて、市民への説明責任を果たすとともに、市民の意見を議会活動に反映させるため、北九州市議会では「議会報告会」を開催しています。
毎年、決算を審議する市議会9月定例会後の11月頃に開催しており、今年で8回目の報告会が開催されました。
このうち、市議会の議場を会場とする11月22日午後6時30分からの報告会には、約50人の市民の皆さんが参加され、議員からの報告などに熱心に聞き入っておられました。
報告会では、平成27年度決算の概要の報告と、決算特別委員会で論議されたテーマについて3つの分科会から二つずつ報告がされた後、会場参加者との質疑応答や意見交換がなされました。
質疑では、男性6人女性4人の計9人から、住みやすさの内容や保育士待遇改善、観光施策、公園整備などについて質問や要望が出され、それぞれ議員からお答えしました。
またご意見では、男性5人、女性2人計7人から、ギラヴァンツ支援やスタジアム活用について、城野遺跡保全、議会報告の大学高校での開催についてなどの発言がありました。
議場を使った報告会は定着しつつあるものの、議会報告会全体としては参加者が減少傾向にあり、今後の在り方などについて改めて検討していく必要があるのではないかと感じました。
市民への説明責任を果たそうとする試みとしての議会報告の意義は大きいものとは思うものの、効果的な議会報告のあり方については、全国の地方議会でも模索が続いており、今後とも他議会の事例なども研究しながら改善を進めていきたいと思っています。
写真は議会報告会の案内チラシ。ファイルは平成27年度決算特別委員会での主な質疑事項(下線部分が報告会での報告事項です。)第8回議会報告会②.pdf