確実なセーフティネットを-新たな孤独死

現場で行政を進めている市職員さん等から率直なお話をお聞きしながら勉強をしようというわが会派の勉強会「円卓会議」はこれまでも続けてきましたが、北橋市政になって新たな気持ちで進めようと第二期「円卓会議」を始めました。
今日がその初日。まずは今後「基本構想の策定」にあたる企画政策室の皆さんと意見交換。来年の秋にも具体化される基本構想の性格や北九州市の課題などについて活発な意見交換を行いました。

その最中に電話があり「どうやら小倉北区で生活保護を受けられなかったことによる新たな孤独死があったようだ」との連絡がありました。すぐに調査を依頼したところ、それは本当で市も記者発表する予定だとお聞きしました。どうやら今年4月以降のことらしいとのことで大変ショックでした。夕刊各紙も報じはじめましたが、生活保護受給者の男性が保護を辞退したものだとし市は対応に問題がないとの見解を示したようです。しかし、人一人がなくなっていることを「問題ない」と言うことはできません。生活保護は最後のよりどころであり確実なセーフティネットとすることが必要です。現在、検証委員会が設けられ議論されていますが、北九州市の生活保護行政はなお多くの課題を抱えているということができるでしょう。 生活保護行政の新たな出発のために、事件の解明と北橋市長の適切な対応を求めていきたいと思っています。

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