もはや言い逃れできない民主党再建

12月14日に行われた第47回衆議院総選挙では、自民・公明両党が法案の再議決や憲法改正発議が可能な全議席の3分の2を上回る326議席を確保した一方、私たちが支援した民主党は改選議席をわずかに11議席上回る微増となった上、党代表が落選するという惨敗に終わりました。投票率は戦後最低を更新し59.3%。自民以外の信頼に足る投票先がなく、相対的な自民圧勝と言う構図が明確になりました。

 

この間、お寄せいただきました皆様のご支援に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。(公選法上は、文書による礼状や街頭での御礼、御礼参りなどは基本的に禁止されていますが。ネット選挙解禁とともに、御礼の挨拶の掲示も許されることとなりましたので、本欄を通じて皆様の御礼申し上げる次第です。どうぞご了承ください。)

 

さて圧倒的多数を手にした今後の安倍自民党政権の性格がどのようなものとなるかは予断を許しません。(楽観視はできないと思いますが)謙虚に国民の声を聞き、理性的な政治を実現してほしいものだと考えます。(この点は、せらちゃんノート「理性的な政治へ望みをつなごう」  をご参照ください。)

 

選挙後、民主党に支援いただいた人々の私へのお声の主なもの。

「悔しい。民主党は一体何やってきたの。魅力も何にもないから受け皿になれなかったじゃない。」「これまでも指摘してきたが、敗北後、全く反省していない。同じ誤りをどうしてくり返すのか」「きちんと総括をして、これなら俺たちが一緒に闘えるというビジョンを早く提示してくれ」などなど。いちいちごもっともです。

私も、この二年間、党の会議や研修会、あるときは代表への直談判など、あらゆる機会をとらえて同様のことを訴え続けてきたつもりです。だが、中央の反応は極めて鈍かったと言わざるをえません。(ある全国的会議で「はっきりしないことが良い場合もある」と答弁した本部役員もいたほどです。)

 

もはや言い逃れはできません。民主党の内部だけではなく、メディアや有識者をはじめ多くの国民がはっきり指摘しているように「厚く豊かな中間層の復活。ではどうやって実現するのか、あまりにも具体策に欠け、アベノミクスに不満な人の受け皿とはならなかった。」(毎日新聞・社説)

「民主党は何を目指すのか、具体性のあるビジョンを再構築し定義する必要がある。」(ジェフリー・ホーナン氏・東洋経済オンライン)

いやおうなく実施される党代表選挙が、まず最初に党再建の覚悟が示される場所のはず。私たち末端の地方議員も、真剣な興味を持って論議に参加したいと考えています。 写真は健闘するも破れた きいたかし さん。(12月13日チャチャタウン前最後の訴え)


きいたかし砂津.jpg

タイトルとURLをコピーしました