今日は環境局所管分の決算審査でした。平成18年度環境分野での特筆すべき市の取り組みは3つあったと思っています。
①プラ分別とセットとした家庭ゴミ収集制度の見直し。②地球温暖化対策地域推進計画を策定したこと。③公共や民間開発の際、環境に配慮する手引きとして環境配慮指針を策定したこと、です。
このうちプラ分別と家庭ゴミ減量は、現状ではほぼねらい通り進んでいます。また、地球温暖化対策地域推進計画については、6月議会で指摘していた19年度の事業の追加がなされていたので、それは良しとしましたが、日本で初めて太陽光発電システムを集合住宅各戸利用で実現し「17年度の新エネ対象経済産業大臣賞」を受賞したマンション「ニューガイア」など、北九州発の民間でのすばらしい活動をもっと紹介したらいいのではないかと提案しました。
また、せっかく作った環境配慮指針です。18年度の特徴的な施策なのに決算書の実績説明書にも掲載されていないのは理解できませんでした。環境局がしっかり位置づけなければ「環境に配慮した開発」の実現はおぼつかないでしょう。バリアフリー化をめざした「福祉のまちづくり要綱」と同じ苦労をすることになりかねません。環境局の重要施策としてしっかり取り組んで欲しいと要望しました。