真摯に予算案審議を!6月議会が開会

北九州市議会6月定例会が開会しました。今日は、新副市長などの人事紹介があったのち北橋健治北九州市長が来年度予算案の提案理由の説明を読み上げて、短い休会に入りました。議案研究のためで、本会議は来週11日から再開され各会派による代表質疑が行われます。
北橋市長は、「『人にやさしく、元気なまち』を実現することが、市長として市民の期待と信頼に応える道であると考えています。」と述べ、平成19年度当初予算を『ハートフル北九州改革元年予算』と位置づけ、マニフェスト実現にむけた着実な第一歩を踏み出すことにしました」と強調しました。
平成19年度当初予算案は一般会計が5,054億1,200万円で対前年比2.1%減、全会計では1兆2,599億520万円で5.6%増となりました。
5月28日の記事でもふれましたが厳しい財政事情の下でマニフェストにかかげた公約の実現に299億円を計上、18年度と比べて99億円を増額しました。とくに市長が「日本のトップランナーをめざす」というとおり教育環境の充実には思い切った重点化をはかっています。
これまで予算案を分析してきたマスコミ各紙も「子育て・教育・福祉を重視」(朝日)、「福祉・教育関連が充実」「大胆に方向転換」(毎日)などとの見出しで、公約を実現しようとする市長の姿勢を示した来年度予算案をおおむね正当に評価していただいているようです。
来週からの質疑では、自民党さんや共産党さんからの批判も予想されますが、私も謙虚にお聞きしてみたいと思っています。
ただ3月議会でみられたように「ハートフル分野で200億円の重点化」という北橋市長の公約を、「200億円の事業を全て一般財源で実施し、その財源は公共事業を削って捻出するはず」だという内容に勝手にねじ曲げて決めつけ、そうなっていないと非難するかのような全く的はずれな議論だけはしてほしくないと思いますね。
北橋マニフェストをちゃんと見ていただければ、財政事情が大変厳しいなかで戦略的予算編成を行い、少なくとも毎年200億円をハートフル分野で重点化すると公約していることがおわかりいただけると思います。誤解のないようにあえてイメージ図をつけていますので、ぜひご覧下さい。( http://www.kitahashi.net/ )

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