命を大切にする教育

福岡県筑前町の中学2年生がいじめを苦に自殺した問題は、またしても教育現場が子供たちを本当に包んでやれる状態にないことをさらけ出してしまいました。
何より、教育委員会を含めた教師集団が、子供たちの間でいじめが行われていることに鈍感なばかりではなく、自らが加害者としていじめに荷担してしまう有様は情けないの一言につきます。

葬式ごっこをやって生徒を自殺に追いやった教師、差別発言や体罰を繰り返す教師、教師たるものが、どうしてこうなってしまうのだろう。結局は、命や人のいたみに対する共感を自ら育てることなく教師になることができてしまうのが今のシステムなのでしょうね。

そしてそれは教師だけに限られるものでもありません。頻発する殺人事件はもとより、広島市のドッグパークで500頭あまりの犬が衰弱し、数十頭が死亡しながら放置されてきた事件などを見ても、あまりにも命を軽視する風潮が広がりつつあるのではないかとおそれます。

「教育基本法の改正」を行い、家庭や道徳を大事にするというだけでことが解決するものではないような気が私にはするのですが。

タイトルとURLをコピーしました