スタジアムの屋根は必置でしょう

昨日、平成25年度決算のを認定を終えた市議会では、今日は平成26年度補正予算や一般議案の審議が行われました。

私の所属する建築消防常任委員会では、何といっても北九州スタジアムの整備を行うPFI事業契約を締結する議案(建設費と15年間の管理運営費を併せて約107億円で契約)、スタジアムの指定管理者を指定する議案(九電工グループの新会社ウインドシップ北九州を指定)が焦点。そこでスタジアムに関して幾つかの質問を行いました。

一つは、スタジアムの屋根の設置について。PFI事業者が提案しているイメージパースでは、実はメインスタンド以外のスタンドには屋根がない構造となっています。(私は、お恥ずかしいことに、パースを見間違えて、今日まで、アウェイ側のスタンドのみが屋根のない構造だと思い込んでいました。実際は、メインスタンドしか屋根がない提案となっていました。)

現在のギラヴァンツ北九州の本拠地である本城陸上競技場でも、屋根がないことがどれほど観戦環境を損なっているかを体験している身とすれば、多額の経費をかけて作るスタジアムでは、屋根は必置だと強調したいですね。(イメージパース、サイドスタンドにご注目。確かに屋根がありません。)


スタジアム(全体).jpg

すでに有識者やスポーツ関係者からも屋根はあるべきだとの声も多く上がっており、市も「建設の経費を節減するなどして、そうした費用も捻出することを検討したい」との趣旨の見解を示しています。

常任委員会では、スタンドの屋根は必置ではないかと改めて強調して、今後の設計に反映してほしいと要望しました。

また、スタジアムが完成した際には、北九州マラソンのゴールなど、活用が可能なのではないか、砂津港の整備と一体としてにぎわいづくりを検討すべきではないか、スタジアム前までのバスの乗り入れなど検討すべきではないか、などの問題提起をしました。

スタジアムの整備が、周辺と一体となったまちづくりの一環として進められるべきであり、その際には、部局を超えた連携が不可欠であることを強調したかったのです。出来上がってから後悔しても遅いのですから。

補正予算議案では、その他、その他、テニスやバレーボールなどの国際大会・全国大会などを誘致するためメディアドームや総合展示場などに敷くスポーツコートマットを整備する費用1億2800万円、門司港旧三井倶楽部内の林芙美子資料室を充実して「林芙美子記念室」として整備する予算2800万円等も計上されています。

これらは今日の委員会審議を経て、来週には採決予定で、北九州市議会9月定例会も30日には閉会する予定です。

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